高次脳機能障害の損害賠償 — 後遺障害1〜9級

交通事故で頭を強く打った後、「性格が変わった」「物忘れがひどくなった」「怒りっぽくなった」——ご家族のそんな気づきが、高次脳機能障害発見の入り口になることが少なくありません。ご本人は症状を自覚しにくいため、ご家族からのご相談を歓迎しています

高次脳機能障害とは

事故による脳の損傷(脳挫傷・びまん性軸索損傷など)で、記憶力・注意力・判断力・感情のコントロールなどに障害が生じるものです。外見からは分かりにくい一方、仕事や日常生活への影響は重大で、後遺障害1〜9級に該当しうる重い障害です。

主な症状
記憶障害 新しいことが覚えられない・同じことを何度も聞く
注意障害 集中が続かない・ミスが増えた
遂行機能障害 段取りが立てられない・仕事の手順が分からなくなる
社会的行動障害 怒りっぽくなった・こだわりが強くなった・意欲の低下

賠償額は数千万円〜億円規模になりえます

高次脳機能障害の損害賠償では、通常の損害項目に加えて、生涯にわたる損害を漏れなく積み上げることが重要です。

  • 後遺障害慰謝料

    等級に応じて算定されます。弁護士基準で3級 約1,990万円・5級 約1,400万円・7級 約1,000万円・9級 約690万円が目安です。

  • 逸失利益

    労働能力の喪失による将来の減収です。若年の方ほど高額になります。

  • 将来介護費

    介護が必要な場合、生涯分を算定します(近親者介護で1日8,000円が目安)。

  • その他の項目

    家屋・自動車の改造費、成年後見関係費用、近親者固有の慰謝料などがあります。

項目の見落としが数百万円単位の差になる分野です。

※金額は裁判所基準(弁護士基準)に基づく一般的な目安であり、実際の賠償額は等級・年齢・収入・介護の必要性により異なります。

等級認定の鍵は「ご家族の記録」です

高次脳機能障害の等級認定では、画像所見(CT・MRI)や意識障害の記録に加えて、「日常生活状況報告」——事故の前後でご本人がどう変わったかが重要な資料になります。

ご家族にお願いしたいこと

  • 事故前との違いを具体的にメモする — 「いつ・どんな場面で・何があったか」を日付つきで
  • 受診時に医師へ伝える — ご本人が「大丈夫」と言っても、ご家族の観察をカルテに残してもらう
  • 神経心理学的検査を受ける — 記憶・注意力等の検査結果が客観的な裏付けになります

当事務所は、必要な検査・記録の集め方から、後遺障害診断書・日常生活状況報告書の作成サポート、認定申請・異議申立まで一貫して対応します(→ 後遺障害)。

当事務所の解決例

高次脳機能障害で後遺障害7級に認定され、自賠責保険金1,051万円を獲得した事案があります。

※掲載事例は過去の解決例であり、結果を保証するものではありません。

長い戦いだからこそ、早めに体制を

症状の記録・検査・認定・交渉と、解決まで時間がかかる分野です。ご本人の治療とご家族の生活を守りながら進めるためにも、できるだけ早い段階でご相談ください。初回相談は無料です。

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